浮気な夫(妻)に対してはイヤガラセの一つもしてやりたいものですが
それが度を越すとどぉなるのか・・・・・・?
兼家の浮気相手である
「町の小路の女」
はまもなく捨てられてしまいます。
おまけに、大騒ぎして生んだ男の子にも先立たれる始末。
侍女達は声に出して
「イイ気味」と言っていますし、
彼女も
「ザマーミロ」と思った事でしょう。
これでまた、兼家が戻ってくる

と喜んだのも束の間
又しても他の女が出来ます。
折も折、本妻の
時姫にも女の子
が生まれ
(後の冷泉天皇の女御・超子) 新しく出来た愛人にも
女の子が生まれます。
ショックのあまり、
具合が悪くなってしまい
兼家に付き添われて山寺へ行ったりするのも
本妻?の時姫に次々と男女の子供が生まれるのに対し、
自分はたった一人の男の子しか持てなかった焦りでしょうか 
その内に、彼女の結婚生活に対して色々とアドバイスをしてくれた
最愛の母が病に倒れ、
祈祷の甲斐も無く亡くなってしまいます。
母の喪が明けると、姉も夫の任地へと旅立ってしまい
俄かに侘しくなって余計に沈んでしまいます。
ある日、丁度泊りに来た時、兼家が
発病して、
傍で看病したいと願っていても

彼女の家では手狭だし、役所の届けの手配とかもあるので
牛車に乗って本邸に帰るのを涙ながらに見送ります。
数日後、「良くなったから見舞いに来て欲しい」と車
(牛車)を寄越してきたので
初めて、本邸まで出掛けて行きました。
暗がりで困っていると手を携えてくれ、
屏風の向こうの仄かな灯かりで差し向かいで精進落としをします。 
それでも、兼家の訪れは今まで通り。
決して
「頻繁に」やって来てはくれません。 それどころか派手な夫婦喧嘩をして
「あわや離婚」という瀬戸際もありました。 時の天皇「村上帝」が崩御した後に即位した
冷泉天皇の
『大嘗会』(だいじょうえ・即位後最初の新嘗祭)の前月に
賀茂川の河原などで行うみそぎの儀式に奉仕する御禊
(ごけい)に
時姫との長女
「超子」が選ばれます。
彼女の複雑な気持ちなどお構いなしに
兼家は準備の割り当てをしてきます。 
居たたまれなくなって、止めるのも聞かず
息子を伴って初瀬詣でに出掛けてしまいます。 
うーーん。どうもね
気が重くなってきました。。。 

続きは また。
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