先週で孝謙(称徳)天皇について一段落したので
(強制的に終わらせた?) 次も「女帝」に行こうかと思いましたが、
余りにも芸がないので、あえて
戦国時代に跳んでみます。
戦国一の美女と詠われるお市の方は
云わずと知れたあの
「織田信長」の妹です。
妹ではなく、従妹であったという説もありますが
ワタシは
『腹違い』の妹に一票です。
彼女が浅井長政と結婚したのが21歳の時
当時としては
「晩婚」の部類に入ります。
「天下の美女」が何故
というと、
其の頃の信長は決して後世で言われる程の
実力者とは見られていなかったんです。
例えあの、
今川義元を桶狭間で倒したといっても風評はせいぜい
「尾張の振興豪族」位でしょうか
信長が美濃の斉藤竜興を倒した事で
お市の結婚話は俄かに現実となり
浅井長政の居る近江の小谷城へ嫁いでいきました。
二人の仲は睦まじく、一男三女にも恵まれました。
このうちの、長女は有名な
「淀殿」こと
お茶々、
三女が
徳川秀忠夫人となる
お江(おごう、別名お江与)です。
でも、戦国の世の中では何時までもこうした暮らしを許されません。
足利義昭の
将軍擁立に難色を示していた六角氏を倒し、
その後、
朝倉義景が将軍義昭の甘言に乗せられ
直取引をしようと企んでいるの知った信長は
朝倉攻めを決意。
浅井に後詰めを依頼します。
しかし、朝倉と浅井は古くからの盟友ですから
織田に付くか朝倉に味方するか・・・???
お市は長政が出陣した後で
浅井家は朝倉に付くと知りますが
義父の久政に挙動を見張られていて兄・信長に知らせる手立てはありません。
どうするか
ここで、名高い
「小豆の袋」です。
両側を縄でぎりぎりと縛った袋に入った小豆 つまり、
前も後ろも逃げ場がないという謎掛けです。
戦国時代は男も女もこれ位アタマの回転が速くなければ
生き残れないんですねェ(
ワタシには無理だゎ) こうして、命辛々逃げ延びた信長です。
この時に殿
(しんがり・最後尾)を勤めたのが
後の
豊臣秀吉である事は周知の通りです。
夫に裏切られたお市。
そして、夫を裏切ってしまったお市。
二人はその後どうなっていくのか!? 続きは、又。
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