風薫る5月に入り今日は「メーデー」労働者の日という事で
私が子供の頃にはデモ行進を見かけたりしましたが
今は・・・どうなんでしょうか?
デモ行進よりも連休で遊びに行く方が楽しそうですね
5月1日は「スズランの日」だそうで
スズランといえば可憐な姿とは裏腹に
結構な猛毒があるとの事です
強心配糖体のコンバラトキシン (convallatoxin)、コンバラマリン (convallamarin)、
コンバロシド (convalloside) などを含む有毒植物。有毒物質は全草に持つが、
特に花や根に多く含まれる。摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、
心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至る(Wikipediaより)
お恥ずかしい話ですが私がこの事実を知ったのはかなり最近の事なので
最初に思い浮かんだのが私が大好きな
夏目漱石の「それから」に出てくる一文です
要約すると、主人公の代助を訪ねてきた友人の妻三千代が
喉が渇いたと言って代助が台所に水を取りに行って戻ると
中身を捨てたはずの代助の使いかけだった嗽茶碗に
花活けの中の水を入れて飲んでいたという所です
昔は何となくロマンというか柄にもなくときめきながら読みましたが
ここで出てきた花活けに遭ったのが紛れもない「スズラン」なんです!
漱石先生は多分ご存知なくて使ったんでしょうが
いくら水を変えたばかりとは言え今読み返すと恐ろしいですね
それともご存知でその後の展開に繋がるとしたら
それはそれで何とも恐ろし気な場面だと思います
そんなミステリアスなところも踏まえて
久し振りにもう一度読んでみたくなった今日この頃
ただ、忙しすぎて中々時間が取れないので
次の通勤時に読む本はこちらにしたいと思いますが
それには先ず三部作と言われる最初の作品
「三四郎」からになりますね~
先の長いおはなしだわ・・
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