先日の雪が嘘のように消えてしまったわが町では
近所の紅梅が良い香りをさせています。
同じ梅でも恐ろしいのが病気の「梅」
現代ではよっぽどの事が無い限り完治しますが
江戸時代ではそうはいきません。
吉原の遊女達もいつ誰から感染されるか
不安な毎日を過ごしていたに違いないとは早とちりで
病気の治療法も無かった時代の事とはいえ
その恐ろしさもそれ程深刻には考えていなかったようです。
何と言っても予防方法も皆無ですから
遊女達ばかりでなく町人達の間でも
この病気は割りとポピュラーな(?)物だったかもしれません。
梅毒に罹ってこそ男は一人前などという
恐ろしい言われ方をしていましたから。
遊女達もこの病気に罹ると妊娠しにくくなるという理由で
むしろ歓迎されたフシも無きにしも非ず。
疱瘡など他の伝染病に比べれば
死亡率が低かったのも要因の一つでしょう。
鷹の羽が夏の末に抜け落ち冬毛に変わる前の時期に
鳥屋(とや)にこもってじっとしている様子が
梅毒にかかり毛髪の抜け落ちている様に似ていることから
吉原では「鳥屋につく」と呼ばれました。
今の常識で考えると大変恐ろしい状況ではありますが
何も知らなければどうって事ないじゃん!って感じです。
きっと未来の人たちから見れば
現代の我々が当然のようにやっている事でも
「恐ろしい」状況と思えることがあるんでしょうね。
Author:睦月
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今一番気になるのは蘇我馬子だったりして(^o^;)
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